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何を如何間違えたのだろう・・・。

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「お帰り、お兄ちゃんご飯できてるよ。」
私は何時も通り元気良くお兄ちゃんを出迎える。
何時もより帰りが遅いのは・・・気のせいよね。
お兄ちゃんだって忙しいんだから、その位あっても良いわよね。
お兄ちゃんは私に鞄を渡しながら晩ご飯のメニューを聞いてくる。
「今日はね、私の腕によりをかけたカレーだよ。」
「やった〜。お前のカレーは天下一品だからな。」
そんなにはしゃいじゃって・・・。全く子供みたい。
きゃっ、お兄ちゃんとぶつかっちゃった。
・・・・・あれ、何なのこの香り・・・。
おにいちゃんの香りじゃない。
リビングのソファーでくつろいでるおにいちゃんに問いかける。
「おにいちゃん、さっきまで誰と一緒に居たの?」
「ああ・・・、山田さんだよ。ほら、お前も良くお世話になって人。覚えてない?」
「覚えてるよ〜。どんなお話をしたの?」
「えっとな、久しぶりに会いたいってメールが来て。それにしても、何で綺麗なのに結婚しないんだろうな〜。」
「何でだろうね?」
私は何気ない素振りを見せながら、、山田の顔を思い出す。

嗚呼、あの雌豚か。

「それじゃあお兄ちゃん、少し待っててね〜。」
私はお兄ちゃんのケータイを取り出した。
電話帳からあの雌豚の名前を抹消しなきゃ。
ついでに着信拒否と・・・。
すると、鞄の中からコンドームの箱が出てきた。
「え・・・・・。」
今にも何かを壊したい衝動が私の身体の中を駆け巡ったの。
でも下にはお兄ちゃんが居るのよね・・・。
うふふふふ、食べられない豚は殺さないと。
「おーい、ご飯は?」
お兄ちゃんの声でふと我に返ったわ。
「待って〜、今行くわ。」
私は箱と携帯をお兄ちゃんの鞄の中に戻した。







お兄ちゃんに近づく豚は排除しないとね。