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寅蠍(タケカツ)
寅蠍(タケカツ)
novelistID. 982
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和定食屋のオムライス

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寂れたいつもの定食屋で俺はツレを待ちながら早めの昼飯を食おうとしていた。
出来立てのさばみそ定食、に秋だからなっ豚汁もつけてみる。
しかしは流行らねぇ店だな…飯はうまいのに、俺のほかに客が一組。
ヤロー二人…なとこを見ると学生か?ここ安いもんなぁ。
まあ女連れで来るとこじゃねぇわな。
愛しのさばみそが来る間暇なもんでその二人組の兄ちゃんたちをこっそり観察してみることにした。
しかしなんか物々しい雰囲気だな…何だ?
金髪のきれーな顔した兄ちゃんと短髪の図体のでかい兄ちゃんという組み合わせもなんか変だが、金髪はでっかいのを睨んでるし、でかいのはでかいので顔赤くして俯いてるし…。

「…いつまで黙ってんだよっ」
しびれを切らした金髪がでっかいのの足をガンッと蹴りあげる。
うわっ痛い、あれは痛いぞっ!?
何だ?喧嘩か?

「…ごめん」
泣きそうな声を出してでっかいのはますます縮こまる。
おいおい、そのデカい体は見かけ倒しか?しかも今フェードアウトしながら「なさい」が語尾についてたぞ?完全に金髪が上位の人間だな

「っ…なんだよそれっおまえさっき俺に何つったんだよっっふざけんなっっ」

バンッ

うおっテーブル叩くなよビビるだろうが…しかしそんなおっかない顔すっからでっかいのよけいビビってんじゃんかあーあ。
つか乱闘になんのか?
ハラハラしつつ俺はお冷やを口に含む。

「おまえ俺のこと好きだっつったよな?…で?好きだから?俺にどうしてほしいんだよっ」

ブフーッッ
ちょっとまてお冷や吹いちまったのは仕方ないとしてなんだそりゃ
え、デカいの金髪に告ったの!?
マジで!?

金髪は何も言わないデカいのの胸ぐらを掴むがデカくて重いからか両手だ。
しまらねぇなぁオイ。
「言えよ…っ言えっつてんだろっゴラァ腹括れよっ言えーっっ!!」
「好きだよっっ!!!付き合いてぇよっっお前に触りてぇよっっ/////」

金髪のなじりにヤケクソになったデカいのが吠えた。
「っ///////バカやろうっ早く言えっ//////よろこんでっっ」
金髪はテーブル越しにデカいのに抱きついてどっかの居酒屋みたいなことを言いだした…。
なんだ両想いじゃないかよかったなぁ。
しかしデカいのビビってた反面ぽかんとしてんな(笑)