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まっちょぷりん
まっちょぷりん
novelistID. 9895
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夜明けの階段

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ぶらぶら



7/9(金)
このアパート、最近住民全員が気持ち悪い。
私が、帰ってくると全員揃って窓から私を見つめているのだ。 気持ちが悪いったらありゃしない。
一体何をしたって言うんだ。 貴様等に迷惑を掛けた覚えなんかない。 こんな事周りに言ったら、
精神疑われるのがオチだろうな。 あー、クソッ! 生ゴミ出し忘れた!! 

7/10(土)
やっと休日に入る。 うん、休日はやはりいい! なんといっても、一日ゴロゴロしたり、積みゲーを、
片付けたりで大忙しだ。 しっかし、金曜日に出し忘れた生ゴミの臭いが酷い。
遅刻ギリギリだったものなぁ。 今度は忘れないように出さないと!

7/11(日)
うーん、久しぶりに朱梨とデートした。 映画に行ったのはいいけど俺はSF映画が見たかったなぁ。
あいつも何か妙に焦ってたりして、いつもなら映画情報を事前に調べたりするのに調べもせず、
子供向けの映画に入るなんて珍しい。 なんか絶えず周りを気にしてたりしてさ、
元彼に鉢合わせそうになった。 とか言ってたけど、そんな怖い彼氏だったのかなぁ。
明日は月曜日かーやだなー。 

7/12(月)
おかしいなぁ、なんかマンション全体で臭ってる感じだ。 生ゴミ捨てたのに……。
どっかに死体でもあったりして(笑) そういえば、今朝の大家さん妙に余所余所しかったなぁ。
しきりに何かを隠してるみたいだったし。 この臭いの原因はまさか! なーんてね(笑)

「糞ガキが、コレ見つかってたら私が疑われる所じゃないか」
「それにしても、二人ともよく眠ってるねぇ?」
作品名:夜明けの階段 作家名:まっちょぷりん