戻れないあの日の私に、サヨナラを
9.詩
嵐のように声を荒げて
あるいは囁くように唄おう
ナイフのような現実と
残酷なだけの理想を
奏であげるように唄おう
例えどれだけ
今が終わりを知っていても
この一瞬を
生まれた奇跡を紡ぎ
奏であげるように唄おう
私が此処に居ることが
貴方が此処に居ることが
悲しみであり喜びであることを
奏であげるように唄おう
作品名：戻れないあの日の私に、サヨナラを 作家名：宮城野アリス
嵐のように声を荒げて
あるいは囁くように唄おう
ナイフのような現実と
残酷なだけの理想を
奏であげるように唄おう
例えどれだけ
今が終わりを知っていても
この一瞬を
生まれた奇跡を紡ぎ
奏であげるように唄おう
私が此処に居ることが
貴方が此処に居ることが
悲しみであり喜びであることを
奏であげるように唄おう