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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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ドキドキハロウィン大作戦!

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「どうして、どうしてみんなリルを置いて先に逝ってしまうの!」

 もう恋なんてしない。
 恋なんてしてもつらいだけ。

 そう誓ったリルちゃんだったのですが、
 出逢いは突然起りました。

 前も見ずに走っていたリルちゃんは大男にぶつかってしまいました。
 見上げるとそこにいたのは、頭に刺さったボルトがファッショナブルなフランケンでした。

 リルちゃんは一目で恋に落ちました。

「頭の縫い跡がステキ……いっぽんいっぽん糸を抜きたい!」

 こうして二人はあっという間に恋に落ちました。

 ピュアなリルちゃんはフランケンとの初デートのために手作り弁当を用意しました。
 体が爆発するほど美味しい手榴弾の特別弁当です。

 ドーン!

 手榴弾を食べたフランケンは口から煙を吐きましたが無傷でした。

 次にリルちゃんはフランケンを走るタンクローリーの前に突き飛ばしました。
 すると、タンクローリーは大爆発して、燃え上がる炎の中からフランケンが無事生還。

 これは本物だとリルちゃんは思いました。
 強くて逞しい男の中の男。
 自分を残して先に逝ってしまうこともないでしょう。

 さっそくリルちゃんはフランケンとベッドインすることにしました。

「うがーっ!」
 滋養強壮剤を飲まされたフランケンは精力絶倫です。

 心の準備はしていたつもりでしたが、
 今になってリルちゃんは急にドキドキしてきました。

 フランケンの筋肉モリモリを見ていると胸がキュンとしてしまいます。

 そして、ドキドキが最高潮に達したとき、
 ついにリルちゃんの体はオトナへの成長を遂げるのでした。

 お尻がキュンと引き締まって、
 胸も急に大きくなってバストは100センチを越えてしまいました。

 急な変化を目の当たりにしたフランケンが叫びます。

「うがーっ!」

 そして、フランケンは部屋を飛び出して逃げてしまったのです。

 なんだかわからないうちにリルちゃんの恋は終わってしまいました。

 傷心のリルちゃんは自殺をしようとバスルームに駆け込もうとしました。
 その途中、鏡に映った自分の姿を見てリルちゃんは眼を丸くしました。

「ステキ♪」

 そこに映っていたのは筋肉隆々の漢(おとこ)の中の漢でした。
 そうです、なんとリルちゃんオトナの漢になったのです。

 こうして立派なゲイとなったリルちゃんは、
 夢魔としてオトコを食って食いまくるのでした。


 おしまい♪