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【彩花市奇譚目録】
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【彩花市奇譚目録】[小説コミュニティ]

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公式設定等

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2014-04-28 22:28:36

コメント (6)

最中の中  2014-05-08 13:47
■民話
 この町の成り立ちに関する民話。
「賢者がある少女たちに恋をした。しかし、その少女たちは双子であることから忌み子とされ、人間社会では生きられない。その為に、妖怪や人間が共に歩めるような集落を作り上げようとした。」
 この民話の結末はどの文献にも残っていないが、様々に分化した民話が残っており、市の図書館には多くの貴重な文献が保存されている。このことから、この民話がこの町の住人に如何に愛されてきたかが窺い知れる。

■観光
 メインの観光資源となるのは人形祭り。彩花川下流から花積の森入口の花積神社に人形と供物を運び奉納する祭事。秋頃に執り行われる。
 花積村大火災、天保の大飢饉での犠牲者の鎮魂祭であると同時に、また同時に来年の豊作(好景気)と無災害を祈る祈願祭であるとされる。

最中の中  2014-04-28 22:33
■沿革・変遷・郷土史(戦後)

○1969年(昭和44年)――『彩花市』の成立。
※彩花村の規模拡大。周辺の村落を吸収し、彩花市へ。

○1970年(昭和45年)――『彩花・花積今昔民話拾集』第一版の出版。
※彩花村・旧花積村の民話、口承を収集した出版物。
※この拾集にも掲載されていない民話、口承も多く存在する。
※現在に至るまで、一年に一度ほど新版を出している。

○1972年(昭和47年)――鉄道、高速道路の敷設。
※列島改造ブームの波に乗り大規模なインフラ整備がなされる。

○1973年(昭和48年)――『コックリさん事件』の発生。
※当時はコックリさんブームの真っただ中。
※コックリさん事件は一つだけではなく、群発的なモノであった。

○1981年(昭和56年)――『彩花高女子生徒焼身自殺事件』の発生。

○1989年(平成元年)――『七日市事件』が発生したと言われる時期。

○2005年(平成17年)――『私鉄彩花線利用者行方不明事件』
※私鉄彩花線を利用した学生グループ四名、酔客二名が同時刻に行方不明となった未解決事件。

最中の中  2014-04-28 22:33
■沿革・変遷・郷土史(戦前)

A.C.
○850年以前――民話『賢者の恋』が起こったとされる時期。

○900年以前――『花積村』の開拓時期。
※花積村が確認される最古の資料に記された時期。現在の彩花市北端が村の位置とされる。
※花積村にてオオヤマツミを起源とする土着宗教の発生。

○920年以前――『彩花村』の発生時期。
※彩花村が確認される最古の資料に記された時期。
※現在の彩花市中央区付近。

○1300年中程――『彩花村』の農村化。
※貨幣経済の導入。
※近辺の村との貨幣による取引の開始。

○1831年(天保2年)――『花積村大火災』の発生。
※下流付近から最奥の神社にまで燃え広がり、深夜であったということもあり住民の四割が逃げ遅れる。
※住人は下流の彩花村に移住。花積村は事実上廃村へ。

○1833年(天保4年)――『天保の大飢饉』の発生。
※天保4年から同10年までの間に彩花村も人口の七割が減。

○1837年(天保8年)頃――『人形祭り』の開始時期。
  ※花積村大火災、天保の大飢饉の犠牲者の供養を目的であるとされる。

○1935年(昭和9年)――『彩花村録』等の一部資料、東京の大学へと貸与。

○1945年(昭和19年)――『東京大空襲』発生。
※研究目的に貸与されていた資料の一部が焼失する。

最中の中  2014-04-28 22:30
舞台設定その二
【彩花市中央区】
 町の中枢機関が集まる区間。駅、学校、病院、小規模な商業施設群などなど。

【彩花市北区】
 その大半を鬱蒼とした森林が占めている。
 怪談や都市伝説、神話の多い土地であり、妖しげな人間やそれ以外のモノが住みつくとされる土地。色々な意味での危険地帯。
 彩花市の飲み屋やスナックの集まる【歓楽街】は、住所上では中央区であるが、「ほとんど北区側」、「正直雰囲気だけは北区」等といった理由で住民らからは北区扱いされている。
 また、1970年代の開発ラッシュの際に立てられ、人口の減少によって打ち棄てられた廃墟が点在し、他地区に比べ群を抜いた量の廃墟が存在する。

【彩花市東区】
 隣町に近いことから、人の出入りが激しい。ショッピングモールに近いのもこの地区。その為若者が多く、中央区に次いで商業施設が多い。

【彩花市西区】
 東区に比べ、落ち着いた雰囲気のある住宅街。北区、中央区に比べて『体感治安』は悪くはないが、『人通りが少ない』ということから潜在的な治安リスクは高い。

【彩花市南区】
 彩花川下流に位置し、インフラ整備の恩恵を最も享けた地区。彩花川の治水により南区の洪水発生数は激減した。
 また、高速道路のインターチェンジが存在する為に交通量が非常に多い。このことから彩花市は東西南の分岐点として重要な立ち位置にいるが、同時にただの『通り道』としての印象が運送業ドライバーからの評である。
 海のある隣町へのアクセスは南区からとなる。

最中の中  2014-04-28 22:30
■舞台設定その一
【彩花市】
 四方を山に囲まれた町。北区、東区、西区、南区、中央区に区分され、中央区に町の中枢機関(市役所、学校、商店街等)が集まっており、北区には鬱蒼とした森が広がっている。北区の山から南方角へと川(彩花川)が流れている。
 大きな商業施設は隣町の大型ショッピングモール(作中名:ジャスト)であり、南の山を越え、二町程下れば海に辿り着く。内陸性気候の盆地である為冬は寒く、夏は暑い。ジメジメしており、治水工事が行われるまでは洪水被害もあった。夜の時間が長い等など。
 町へのアクセスは幹線道路と高速道路、快速が止まる駅が一つ。町を横断するJR線と縦断するローカル線があり。半端に便利で半端に不便。海へのアクセスはそれほど難しくないものの、半端に離れている為に海水浴や釣りでもしようモノならば泊まりがけになる。
 列島改造景気時にインフレ整備が成されたが、後が続かずに時代の波に取り残されて施設の老朽化が目立ち、廃墟廃屋が点在する。
 外周部に至るほど伝統的な家屋が増えて行く。

最中の中  2014-04-28 22:29

■世界観設定
 人外と人間が共に暮らす町が舞台。人間たちの生活に彼らはごく自然に溶け込んでおり、人間たちは異形らの存在に気付いている者もいれば、いない者もいる。公的にはその存在を認められているわけではないが、人外が戸籍を取る方法がこの町には存在する。
 異形は人間に牙を剥く時があれば、恋もまた同様にする。