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バトンを繋ごうRPG 『勇者の旅立ち』
バトンを繋ごうRPG 『勇者の旅立ち』
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バトンを繋ごうRPG 『勇者の旅立ち』[小説コミュニティ]

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勇者ノベリットの冒険

かざぐるま}
かざぐるま
勇者は村を出た。装備も魔法もまだ持っていない。とりあえず北の森に向かってノベリットは歩き出した。そこに突然!!
2013-07-11 19:30:04

コメント (143)

匿名  2020-03-29 23:48
「ところで西の森ってここから大分遠いの?」
ノベリットはノベリンのあとを付いて歩きながらそんなことを尋ねた。
「そうねえ・・・歩いて1日半ってところかしらね」
ノベリンはそう言うとうんざりしたように首を横に振った。
「げー、長い!」
冒険者のくせに1日半で値を上げるとは情けないぞノベリット!
「私が一人で飛んでいけばあっという間なんだけどね」
するとぼそっとノベリンがそう言った!
「でも、もしそうしたら・・・」
それに恐る恐るノベリットが尋ね返す。
「あなたは死んじゃうらしいわよ?ヴァンダール様のお言葉に寄れば」
あっさり帰ってきた返事は予想通りだった!
そしてふと、何かに気がついたような顔をノベリンがした!
次の瞬間、ノベリンが飛ぶ速さがちょっと上がった!
「え、ちょ、おま」
慌ててノベリットが駆け足になる!
「そうそう、はじめからこうすれば良かったんじゃない!ほうら、死にたくなければ私についておいでなさいな。それワン・ツー、ワン、ツー!」
そんなわけでほのぼのとしたようで殺伐とした、じつにこそっと命をかけた駆け足が始まった!
ひいひい言いながらノベリットは走り続けた!



その頃王室の拝謁の間では、女王ノベリーナの眼下に三人の妖精が跪いていた。

「三鬼衆・・・来たか」

ノベリーナはそう呟き、その一人ずつにゆっくりと冷徹な眼差しを送った。
そこに居たのは、その姿勢こそ恭しくも、身の回りには触れると切れそうな冷気を放つ灰色のローブに身を包む者と、子供ながら隆々とした筋骨を備え、かつその背には身の丈をゆうに超える大剣を負う者、それに・・・それに・・・



・・・何故か愉快なライオンさんの電動ミニカーに跨がるはな垂れモヒカン小僧の姿が?!?!

ヒロアキ  2020-03-28 20:43
「へ~っくしょい!へっくしょん!ぶふぇっくしょ~い!」
 妖精郷を出たノベリットたちだが、凄まじいい花粉攻撃に見舞われた。
「ノ、ノベリン、ぶふぇっくしょい!か、花粉症になっちゃった!目もかゆ~い、へっくし!」
 ノベリンに目をくれたノベリットは目を疑った。
 ゴーグル、花粉対策マスク、花粉キャッチコートと、いつの間にか花粉対策完全装備で、悠然とノベリンは飛んでいた。
「ず、ずるいぞ、ノベリン!自分ばっかり!」
「仕方ないわね~、ほら」と投げてよこされたのは、目薬と点鼻薬のみ。
 とりあえず、目薬差して~の、点鼻薬プシュップシュッと噴霧した。
 西を見渡すと、すっごい花粉だとわかる。だって、視界が黄色いのだから。ノベリットは、これはパンツどころではないのではと、この旅先を危惧した。

一方、その頃。妖精郷の女王ノベリーナの下に、一人の兵が駆け付けた。女王の耳元でごにょごにょと囁くと、ノベリーナの目が大きく見開かれた。
「なんですって?!!ヴァンダール様が?」
「はいのべ。そして、ノベリットは西の森の奥深くにある、妖しいダンジョンZZRへ向かいましたのべ」
「そ、それは不味いんじゃない?」
 兵は控えてこくりと頷いた。女王は報告の兵に耳打ちを返した。
「じゃ、じゃあ、わたくしが盆栽壊しちゃったこともバレちゃうじゃない?」
 兵も囁き返した。
「そうでございます、女王様のべ。そのせいで、盆栽樹は洞窟内で根を伸ばし放題のやりたい放題のべ。見つかれば、お父上とお母上である太閤さまや皇后さまに叱られますのべ」
「あ、あれは嫌じゃ……。あれだけは絶対嫌じゃ!!」
「そうです、女王様のべ。お尻引っ叩き棒でお尻ペンぺん百回のべ」
「うぬぬぬ!!こしてはおれん!ノベリットを洞窟へ向かわせるな!!」
「しかし、どうやってのべ?」
「ええ~い!妖精三鬼衆を向かせるのじゃ!」
「な、なんですとのべ!?それはいくらなんでものべ」
 兵は顔を引きつらせていた。
「それから、ヴァンダールさま、いえ、あのばばぁも上手くやりこめておきなさい!

さあ、どうなる妖精郷?!

匿名  2020-03-22 22:13
ノベリン(はあ・・・もう、最悪。でもせめて行き先が同じで良かった・・・)

匿名  2020-03-22 22:10
「そんなわけでダンジョンはお前たち行っといで・・・わしはセンター最前列・・・ウヒヒ」
「え、ヴァンダール様。私も行くんですかのべ?」
ノベリンがすかさずお前たちの『たち』に引っかかって尋ね返した!
「そりゃそうじゃ。そっちのマナベくん・・・じゃないわい。勇者は死にかけておるんじゃろ?それならば妖精がそばについて魂をここにとどめておかなければの」
ヴァンダール婆はさも当たり前のようにそう言った!
「え、そうなの?!」
ノベリットは慌てて尋ね返した!
「はい、仕様です(キッパリ)」
一連の流れを聞いて、ノベリンはあからさまに『え-』といわんばかりの不満顔だ!
「でも・・・仕様なら仕方がないよね?」
ノベリットはノベリンにそう言った!
がっくりと見た目にも申し訳なるように肩を落として、ノベリンは「へーい」と返事をし、西へと向かってふらふらと飛び始めた!
ガンスリンガー、じゃなかったノベリットはその後を追った!

匿名  2020-03-22 22:08
「・・・若いな、ヴァンダール婆」
「だまらっしゃい!」
ぼそりと呟いたノベリットをヴァンダール婆は一喝した!
そして何もなかったかのようにもう一度懐をごそごそ探ると、今度は茶色の小袋を取り出した!
「なになに・・・『ハイパー除菌剤ドゥ・ミェスト』?」
「根こそぎです!」
薬の名前を読んだノベリットに小袋を突きつけながらヴァンダール婆はそう言った!
「いや、ヴァンダール様。さすがに根こそぎはまずいんじゃ・・・」
「いんや、いいのじゃ!悪い成分だけ根こそぎなんじゃ!わしがそう言ったらそうなんじゃわーい!」
なんだかえらく信憑性が乏しいが、やるしかないのか?
ノベリンとノベリットは顔を見合わせてア○リカ人がやるように肩をすくめた!
「それでヴァンダール様、盆栽樹の根はどこにのべ・・・?」
どうにか気を取り直したノベリンがなけなしの敬意を込めてそう尋ねた!
「それがな、西の森の奥にある『妖しいダンジョンZZR』の深奥というところまでわしは突き止めたのじゃ!」
「古いカワ○キのバイクみたいな名前ですね」
ノベリットのメタなツッコミにノベリンがジト目で返した!
「どうしてヴァンダール様はそこまで分かっていて行かれなかったんですかのべ?」
ノベリンが尋ねると、ヴァンダール婆は遠い目をして一枚のお札を取り出した!
「・・・?それは?」
尋ねるノベリンにふうとため息をつきヴァンダール婆は項垂れた

「『純令Ⅱ(じゅんれーつー)』のプラチナチケットじゃ・・・よりにもよって、このタイミングで当選!」

それを聞いて、ノベリットとノベリンはズコーと盛大にずっこけた!

匿名  2020-03-22 21:57
薄れゆく意識を振り絞り、ゆらゆらとノベリットは立ち上がった。
「・・・おやっさん、テンカウント、いや、俺のパンツはそんなに簡単に諦めていいもんじゃねえ・・・」
「いつまで引きずってるのっ!」
そうだ、いい加減しつこいぞノベリット!
「しょうがないわねえ・・・今のパンツはあとで私がなんとかしてあげるからっ!」
ノベリンが呆れたようにそう言った!
「絶対だぞ。約束だぞ」
駄々っ子のようにノベリットが念を押すのでノベリンは仕方なく大きくうなずいた!
その様子を眺めていたのはヴァンダール婆だ。
「しかし本当に『ときめきディスナイツ』のマナベくんそっくり・・・」
「ヴァンダール様、もうそのネタもいいですから!のべ!」
なんだか敬語がやけっぱちだぞノベリン!
「ウォッホン!それじゃ気を取り直してお主にお願い事じゃ。この花粉をどうにかするには、盆栽樹の根に魔法の粉をかける必要がある!しかして粉は、ほら、ここにあるのじゃ!」
ヴァンダール婆はそう言うと懐からごそごそと紫の妖しい小袋を取り出した!
何やら薬の名前が書かれた紙が張っているぞ?
「ええと・・・『スーパー媚薬うっふんX』?」
名前を読み上げたノベリンの目の前で、ヴァンダール婆は老婆とはとても思えない素早い動作でさっさと懐に薬をしまい直した!

ヒロアキ  2020-03-22 21:07
「この妖精郷は、いや、妖精界は今一大事なのじゃ」
「一大事?」
「うむ。妖精界を支えるという世界の盆栽樹がおかしくなってしまってのう」
「盆栽?世界の?!!何それ!?」
 ノベリットは口を大きく開けていた。
「盆栽樹をいつも手入れしている植木職人も手が付けられず、葉も枝も伸び放題!妖精界は今、盆栽樹の花粉で大変なことになっておるのじゃ。多すぎる花粉は毒なんじゃ。特に今この時期、春先からが危険じゃ。目が痒くなるは、鼻水が止まらないは、鼻が詰まるはで、どこの郷も外から一歩も出られん。じゃから、わしが妖精界を巡り、障壁を張り巡らす旅に出ておったのじゃ。そして、一仕事終えて今し方帰ってきたら、お主がいたという訳じゃ」
「ただの花粉症じゃん!」
「ノベリットのお馬鹿!!」
 ノベリンの見事なアッパーがノベリットの顎を捉えた。ノベリットはマウスピースを吐き出しダウン!
「障壁を巡らすっていうことは、春の花粉を私たち妖精はもらえないということ!春の訪れと共に盆栽樹の有難い花粉を受けて、一年を過ごすのよ。それができないということは、年々妖精は弱っていってしまうの!死者もでているのよ。学校にも行けない子供も多いの!一大事も一大事。パンツどころじゃないんだから!」
 ノベリットは仰向けになって、白目を向きかけている。
「そこでお主の出番というわけじゃ!」
「早く立ちなさいよ!カウント取るわよ!?」
 しかし、ノベリットはまだ立てない。どうする、ノベリット?
 立て、立つんだノベリット!

ヒロアキ  2020-03-22 20:33
がーん!!
し、死相が出ている……?死んだばかりなのに?
大きく肩を落としたノベリットは、深く項垂れ肩を震わせた。
「ノ、ノベリット……?ヴァンダール様!」
 ノベリンはノベリットの周りを飛び回り、ヴァンダール婆に目をやるも、ヴァンダールの顔色は険しい。
「う、うく、うふふ、うひひ……」
「うひひ?」
 不安な様子でノベリットの顔を覗くと、ノベリットは大きく仰け反って高らかに笑い出した。
「そりゃ~、そうだよ、宏美ちゃん!だって、おれ、今、死んでるんだから」
「あっ、そういえばそうだね!なーんだ」
 ノベリンは胸を撫で下ろしていた。
「なぬ?死んでいるじゃと?それならそれで、伝説の勇者ともあろうものが、嘆かわしい限りじゃ……」
「そんなこと言われても……。でもさ、郷に障壁ってどういうこと?この妖精郷にも何かあるってこと?」
 ヴァンダールとノベリンは、互いに大きく息を吐き出した。

匿名  2020-03-22 19:35
「どうも、松本・ヴァンダール=宏美。136歳です」
老女はえらくキチンとそう名乗ってスカートの端を両手でちょいとつまむと、深々とお辞儀をした!
「ヴァンダール様!おやめくださいのべ!」
「あ、ほんとうにのべが敬語だ」
ノベリットのツッコミは完全に無視され、代わりにノベリンからステッキで頭を一度ポカンと叩かれた!
「久しぶりに妖精郷にやって来ての・・・。すると何じゃ、面白い顔があったんで様子を見ようと思ったんじゃわい」
「しゃべりがテキトーですね、って、あいたっ!」
鼻をほじりながらそう言ったノベリットの頭にさらにノベリンのステッキが追い打ちをかける!
「こ、この方は妖精大女王の恩人のべ!伝説の魔法使いでこの妖精郷を護る障壁を築いたありがた~いお方だのべ!」
「え、そうなの?!」
「ほんとうはもっと早く顔を出したかったんじゃがのう・・・。自分で作った障壁だったんじゃが、年齢制限がアダになっての。20歳以上は入れなくしておいたんじゃ」
「え」
ノベリットがポカンとする。

「そう、そして今のわしは136歳・・・還暦もダブルで経過!136歳から120歳を引いて、宏美はまだ、ピチピチの16歳なのじゃ!!!」

「あ、あは、あは、あはは」
なんだか乾いた笑いがノベリットの喉から絞り出された!
「しかしてお主・・・似ておる。なんとも伝説の勇者にそっくりじゃ!」
そう言うと松本宏美、もとい、ヴァンダール婆は細い枯れ枝のような指をそっとノベリットの頬に伸ばした。
そしてちょこんと触れると、なんだか妙に頬を赤く染めた!
「な、なに?!」
言いながら何となく腰が引けているぞ、ノベリット!
「ほんとうにあの古文書のとおり・・・わしが若い頃読みつつ焦がれたあの大長編ラブ小説の・・・」
「今!ラブ小説って言った!言った!」
「それはさておき」
「さておくんかーい!」
妙な急展開にノベリットがツッコミの絶叫を放った!

「ぬしが英雄かただのたわけか試そうと思っておったのじゃが・・・それより何より、まずお前さん・・・なんだか濃い死相が出ておるのう・・・」

え、とノベリットの表情が凍った!
な、何を言い出しちゃうのこのお婆ちゃんは?!

ヒロアキ  2020-03-21 23:00
「ヒィーッヒッ、ヒッ。あの小僧、ああ見えて中々どうして、肝が据わっておるのか、ただのたわけ者なのか?どれ……」
 疑わしい老女は、笹舟の上でゆっくりと立ち上がった。
「キャー!!落ちちゃうーー」
「ど、ど、ど、どうしよう~、オロオロ」
 瀑布にあわや消え失せた思われた老女は、後期高齢医療制度など必要ないといわんばかりの跳躍をみせた!
「ホホーー!!」
 ババァは、いや、老女はくるくる~と宙返りをすると、ノベリットたちの頭上を飛び越して、川岸の一本の木にガサガサ~と突っ込んでいった。
「あのババァ、すげぇ……あいたっ」
 感心するノベリットを、ノベリンがステッキでぶっ刺した。
「この大たわけもの!助けに行くわよ!」
 老女が突っ込んだ木の下まで行くと、老女は木の枝に襟を引っ掛けてぶら下がっていた。
「これ!早く助けんかい!」と老女は両手をばたつかせていた。
 なんとか木の上から救出したノベリットたちの前で、老女は一つ咳払いし、にんまりと笑みを作った。
「き、きもちわる……」と言いかけて、ノベリンに睨まれたため、ノベリットは口笛を吹いてごまかしていた。
「あっ!あなた様は!!?」
 老女の姿をまじまじと見据えたノベリン。
 この老女の正体はーー!!?

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