「その一歩を、希望と呼ぶ」
毎日、生きていると本当にいろいろなことが起こる。
うれしいこともあれば、思い通りにいかないこともある。
小さなつまずき、大きな失敗、予想もしなかった出来事。
人生は、予定表どおりには進まない。
ときには、
「どうしてこんなことが起きるんだろう」
「もう少し楽に生きられないのだろうか」
そんなふうに思う日もある。
けれど、どんな出来事であっても、
それは確かに「今ここにある現実」だ。
現実は、ときに冷たく、
ときに重く、
私たちの心を試すように立ちはだかる。
だからこそ大切なのは、
その現実から目をそらさないことかもしれない。
嘆き続けるよりも、
言い訳を重ねるよりも、
まずは潔く受け止める。
「そうか、これが今の現実なんだな」
そう認めた瞬間、
人は不思議と少しだけ前を向くことができる。
そして、ほんのわずかでもいい。
次の一歩を踏み出してみる。
大きな飛躍じゃなくていい。
誰かに誇れる歩幅でなくてもいい。
昨日よりほんの少しでも前に進む、その一歩。
人は、その一歩に名前をつけた。
それを――
希望と呼ぶのだと思う。
作品名:「その一歩を、希望と呼ぶ」 作家名:タカーシャン・ソレイユ



