『病むことの偉大さ』
病は
自分ひとりのものではない。
その出来事は
家族を揺らし、
周囲の人を動かし、
ときに地域や社会にも
静かな波紋を広げていく。
人は気づかぬうちに
何かを背負いながら
生きている。
深く、長い病は
人生を狭めるのではなく、
むしろ境涯を
宇宙の広さへと
押しひらいていく。
痛みの奥で
生命は問い続ける。
「生きるとは何か」
だからこそ
生命の次元で見れば
病むこともまた
ひとつの
幸福のかたちなのである。
作品名:『病むことの偉大さ』 作家名:タカーシャン・ソレイユ



