「有名=正しい」と思った瞬間、人は騙される
「有名」であることと、
「真実」であることは、まったく別の話である。
言葉。
本。
思想。
物。
行動。
政治。
あらゆる分野で、
人は「有名」という光に目を奪われる。
有名な言葉は、
正しいから広がったのではない。
広がったから、正しいように見えるだけだ。
有名な本は、
深いから読まれるのではない。
話題になったから、読まれるだけかもしれない。
有名な思想は、
真理だから支持されるのではない。
時代の空気が、拡散させただけかもしれない。
有名な商品は、
良いから売れるのではない。
売れるから、良いと思い込まれる。
有名な行動は、
尊いから称賛されるのではない。
目立つから、称賛される。
そして政治もまた同じだ。
有名な人物が、
必ずしも正しいとは限らない。
むしろ、
歴史を静かに動かしてきたのは、
無名の人々である。
バズるものは、
多くの場合、刺激的だ。
単純で、強くて、分かりやすい。
だが真実は、
静かで、複雑で、時間がかかる。
だから真実は、
バズりにくい。
有名とは、
光の当たり方で決まる。
真実とは、
光が消えた後に残るものである。
人はよく
「これは有名だから正しい」と思う。
だが本当は逆だ。
有名であることは、
真実の証明ではない。
時にそれは、
真実を覆い隠す
最も巧妙な落とし穴なのである。
作品名:「有名=正しい」と思った瞬間、人は騙される 作家名:タカーシャン・ソレイユ



