昭和は鍛え、令和は選ぶ
昭和は
鍛えた
寒風の中で
歯を食いしばり
黙って背中を押し合いながら
強くあれ
耐えろ
越えろ
叩かれ
削られ
それでも立つことを
覚えた時代
強さは
疑わなかった
ただ前へ
ただ上へ
やがて時は巡り
令和
鍛える前に
問われる
何を信じるのか
誰の声を聴くのか
どこに立つのか
情報は洪水のように溢れ
正解は散らばり
熱よりも
選択が試される
令和は
選ぶ
怒りを選ぶか
理解を選ぶか
分断を選ぶか
対話を選ぶか
沈黙を選ぶか
立ち上がるを選ぶか
昭和に鍛えられた芯で
令和を選ぶ
誰かに決められるのではなく
自ら決める
一人ももれなくと願いながら
それでも
強制せず
未来を生きる青年と子供たちへ
鍛えられた強さよりも
選び続ける勇気を
次に続くと信じ
今日もまた
私は選ぶ
立ち上がることを。
作品名:昭和は鍛え、令和は選ぶ 作家名:タカーシャン



