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わたしは空想の宝島を徘徊す

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ストロベリーヘッドをした子供達の見開いた瞳はつぶらで愛くるしく絶望的なスマイル。ティラノサウルス・レックスを超越したい、その言葉に全身が震えた。何故だかわからないが想像を絶するほどの歓喜に満ちたのだ。あの体長15メートルもの優雅なる姿、それはあらゆるものを統べる圧倒的なパワーを持って解放と消滅を与えた。わたしはゆっくりと立ち上がり、重厚なドアに手をかけて外部へと出た。外はクリアな空気がうねるように流動していた。沈みかけた最後の太陽がはっきりと浮かび上がる。マフラーを拾い上げて巻き直しながら歩き出した。いつかまた、わたしは空想の宝島を徘徊するだろう。何故ならばあの時反旗を翻したからだ。「秩序を乱している」と言われた。そうかもしれない、欠落した回路ゆえに秩序すらも保てはしないのだ。そしてそう言い放った彼等もまた。本来、同胞殺しのエネルギーは様々なものを生みだす力を持っている。戒飭する者があれば滑らかに歯車は稼動するのだ。わたしは視線を空へ向け、そして瞬間、目を見開く。地面と空の境界線から蛍光イエローの瞬きが出現した。鮮やかなる閃光の集結がジャンピングする。UFOはジグザグに飛行して、ストロボのように強くフラッシュした。