革命は静かに始まる
革命と聞くと、人は炎を想像する。
群衆、怒号、破壊、混乱。
だが本当の革命は、
ニュースにならない。
それはある日、
一人の人間が静かに決める瞬間から始まる。
「もう流されない」と。
支配は目に見えない
現代の支配は暴力ではない。
恐怖で縛るのでもない。
むしろ逆だ。
便利さ。
速さ。
娯楽。
承認。
それらを与えながら、
思考を奪う。
怒りを小出しにさせ、
不満を消費させ、
参加している“気分”を与える。
だが、構造は変わらない。
なぜか。
本気の思考に至らないからだ。
若者が奪われているもの
時間。
集中力。
身体感覚。
長期視点。
共同体。
そして最も奪われているのは、
「主権」だ。
自分で選び、
自分で責任を取り、
自分で立つという感覚。
気づかぬうちに
“反応する人間”にされている。
考える前にスクロール。
調べる前に感情。
議論する前にレッテル。
これが静かな従属だ。
革命とは破壊ではない
革命とは、根を変えることだ。
制度を変える前に、
空気を変える。
空気を変える前に、
自分を変える。
自分を変えるとは何か。
・思想を持つこと
・学び続けること
・身体を整えること
・人との約束を守ること
・目の前の現場から逃げないこと
地味だ。
だが、これしかない。
冷笑は最大の麻酔
「どうせ変わらない」
「誰がやっても同じ」
「政治は汚い」
そう言った瞬間、
思考は止まる。
冷笑は賢さではない。
責任回避の仮面だ。
本当に怖いのは、
怒る若者ではない。
何も期待しない若者だ。
革命は10年単位だ
一瞬のバズではない。
一度の選挙でもない。
10年、
同じテーマを掘り続けること。
20年、
同じ地域に関わり続けること。
その継続が地形を変える。
あなたが歩いてきた道も、
本当はそれだったはずだ。
派手ではない。
だが、積み上げは裏切らない。
主権を取り戻す
時間を自分で決める。
情報を自分で選ぶ。
体を自分で鍛える。
仲間を自分でつくる。
未来に自分で関わる。
それが革命だ。
銃はいらない。
暴走もいらない。
必要なのは、
覚悟だ。
若者へ
怒れ。
だが、怒りに溺れるな。
疑え。
だが、すべてを否定するな。
戦え。
だが、壊すな。
作れ。
文化を作れ。
言葉を作れ。
学びの場を作れ。
新しい規範を作れ。
制度は、後から追いつく。
最後に
革命は外側から始まらない。
「もう従わない」と
静かに決めたその瞬間、
内側で地殻変動が起こる。
それが広がるとき、
社会は変わる。
声高に叫ぶ必要はない。
だが、逃げるな。
革命とは、
自分の人生に責任を持つことだ。
そこからしか、
何も始まらない。



