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タカーシャン
タカーシャン
novelistID. 70952
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「騙され立国」の瀬戸際で

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「騙され立国」の瀬戸際で ― 言葉のメッキと政治家の正体

最近、ある政党がメディアを賑わせている。「手取りを増やす」という耳障りの良いフレーズ、SNSを駆使した巧みな発信。その「見せ方のうまさ」に、閉塞感を抱く国民が期待を寄せる図式だ。しかし、その熱狂の裏側を冷徹に見つめれば、そこには「政治」という名の巧妙な虚飾が透けて見える。

政治家が「いい人」「いい党」を演出することに心血を注ぐのは、それが権力への最短距離だからだろう。だが、私たちが求めるのは好感度のメッキではない。泥をかぶってでも約束を果たす「信念」と、それを形にする「実行力」のはずだ。

特に、国民の生活を語るその口で、自らの家庭を裏切り、不倫という私欲に時間を割く姿には言葉を失う。最も身近な存在である家族にさえ心を及ぼせない人間に、果たして一国一城の主たる資格があるのだろうか。家族という最小単位の社会に誠実であれない者が、数千万人の国民に対して誠実であるはずがない。それは論理的な必然である。

独自路線を標榜し、庶民を持ち上げる手法は、往々にして詐欺師のそれと酷似する。期待という名の「餌」を撒き、集まった支持を「裏交渉」の材料として権力の中枢へ売り渡す。もしこれが政治の本質だというのなら、これほど国民を愚弄した話はない。

私たちは今、大きな分岐点に立っている。言葉の巧みさに酔い、不誠実な振る舞いに目をつぶり続けるなら、この国は「騙され立国」の名を恣(ほしいまま)にすることになるだろう。

政治家の価値は、カメラの前でのパフォーマンスや、密室での駆け引きで決まるのではない。自らを律し、家族を慈しみ、その延長線上で国民に尽くすという当たり前の「人間性」にこそ宿る。その本質を見抜く厳しい眼差しこそが、この国に蔓延する「政治詐欺」への唯一の処方箋である。