「13日目を数えるのは、人間だけ」
人は「早すぎる」と言う。
カレンダーと時計に追われる生きものだから。
犬はどうだろう。
朝と夕方の匂いが違うだけ。
飼い主の帰りが早いか遅いか、
それが一日の長さだ。
猫は時間を持たない。
日だまりが動くかどうか、
それだけが季節の進行。
「早い」も「遅い」もない。
鳥は風で測る。
向かい風の日は一日が重く、
追い風の日は一瞬で終わる。
彼らにとって暦は空だ。
木はどうか。
13日など誤差にもならない。
芽を出す準備が整ったか、
根が水を吸えたか、
それだけが「今」。
昆虫はもっと極端だ。
今日が一生かもしれない。
だから速さを感じる前に、
生き切る。
人間だけが
「もう13日」「まだ13日」と
同時に嘆き、焦り、数える。
他の生物にとって
時間は流れではなく
状態なのだろう。
「今、生きているか」
ただそれだけ。
作品名:「13日目を数えるのは、人間だけ」 作家名:タカーシャン



