クロノ・トリガーめも
正統続編や公式設定の改変を目的としたものではなく、既存の物語の余白を埋める思考実験として執筆しています。
『クロノ・トリガー』は、世界を救う物語だが同時に、「世界を救った後に何が起きたのか」を語らない物語でもある。
例えば古代からの氷河期は終わるとしても大陸が沈んでいる。リアルな地球規模でいうと陸地の大半が海に沈む状態というのは海抜が1000m近く上昇した状態。そこから先、たった1万年後にその大量の水が無くなるとは思えない。現実的に考えれば「自然に元通り」になる規模ではない。その時代の人々は皆、浸水世界の被災者である。
つまりクロノトリガー世界の元々の歴史(正史)には、その大量の水問題を解決した英雄がいたはず。その英雄の正体は誰なのか?
このメモは、クロノたちが歴史に関わらずとも世界が「普通であり続けるために働いた者たち」が、どこかに存在していたのではないか、という仮説から始まる。
でも、それは英雄ではない。英雄がいたのなら 言い伝えや歴史に残るはず。だが歴史には残っていない。水害から世界を救った“無名の仕事人”がいるはずなのに。
1. 氷河期は本当に自然災害だったのか
(浮遊大陸と熱収支の話)クロノトリガーの古代世界。吹雪の世界で世界一面が雪に覆われた世界。それはラヴォスがもたらした氷河期説がゲーム内設定であるのだが、リアル世界の常識で組み立てるのなら、世界全体に雪が降るような寒い世界では海面は蒸発できず、雪は降らない。
浮遊大陸は雲の上にあり、気温は氷点下40℃になる世界。この浮遊大陸を快適な気温20℃まで暖めようとすると60℃の熱が必要になるが、この浮遊大陸は周囲から60℃の熱を奪っているのかもしれない。具体的には魔法によって水を発生させれば大気の冷気と結合して雪になり、雪と共に上空の低い温度を下界に落せて、その分、浮遊大陸が温かくなる
2. 大陸水没と消えた大量の水
(現実の地球スケールで考える)古代の世界が水没する原因について、浮遊大陸が落ちた際の衝撃(津波)の量だけでは説明がつかないだろう。標高500m級の山々も全てが水没しているとして、その水がクロノ達が観測できる次の時代A.D.600までに全てどこかへ消えている、
3. ブラックホール的魔法の存在
(魔王やダルトンという可能性)ダルトンは僕のダルトンゴーレムを次元の穴から出し入れする能力があり、ダルトン自身もその次元の穴に吸い込まれる描写があった。ダルトンならば大量の水をどうにかできるかもしれない。ダルトンの場合、人望がないので、世界のピンチを救った英雄だとしても名前が残らない可能性がある。魔王が古代人の救世主だった場合は魔王が人知れずこっそり水をブラックホールで消したのなら歴史に魔王の記録は残らない。
4. なぜこの物語は語られなかったのか
ダルトンが救世主だとは人々は認めなくないので歴史に残らなかった。魔王もまたパンクでヘビメタな性格してそうだから、誰にも気付かれずに事を成した、あるいは魔王が介入することは本来の正史とは異なる展開なので、魔王の功績が人々崇められるような事があって歴史に名前が残りそうならばタイムパトロール(クロノクロス編ではクロノポリスがそれかも)によって歴史に介入され、人々の記憶から魔王に関する情報が消された。
5.タイムパトロール(クロノポリスの存在)
歴史に小さな変化があるだけでも未来は大きく変化して大事になる。それを防ぐ為の組織だとして、隊員は魔王の行動を監視するのだろう。恐らく魔王がブラックホールを使って水害問題を解決したことも記憶から消すのかもしれない。恐らく人類最強である魔王にうかつに近付くと危険。時に介入できる存在だと知られてしまえば、サラを救助するように要求してくるだろう。歴史を変えることを許容しないタイムパトロールとは価値観が合わず、下手をすると戦いに発展するかもしれない。タイムバトロールする人も慎重に魔王への接触しようとする(不意打ちかな)
4. なぜこの物語は語られなかったのか(パターン2)
(正史を守るために消えた物語)あっという間に水が消えるような超常現象が起きるたなら、人々に部分的にも伝説や神話のおとぎ話が語り継がれるはず。クロノ達がそれを観測できないというのは、誰かが歴史に介入してクロノ達が今知るべき情報でない事として隠蔽しているのかもれない。
5 誰が何の為に
例えばクロノトリガーの続編があると仮定し、その物語では急速なる氷河期がやってきてエイラ達は凍え死ぬところだったものの、エイラの知り合いに人類最初の魔法使いが誕生し、火(熱)魔法で人々は助かっていた。クロノ達はその魔法使いをメンバーに入れて行動を共にするがその場合、過去への介入であり本来の歴史を大きく変えてしまいかねない。
もしクロノ達が水害問題が解決されるおとぎ話を知っていた場合、水害問題をスルーせず、好奇心から自らの力(原始時代のメンバーに加えた新たな魔法使い)によって水害を解決するのかもしれない。それをした場合に古代人から歓迎され、ちやほやされたりして、歴史が大きく変わるかもしれない。そのせいで将来生まれて来れなくなる誰か(例えばクロノメンバーの誰かだったり、クロノクロス世界のフェイトだったり)が、水害問題のおとぎ話を意図的にクロノ達に知らせないようにしている。正体が未来のメンバーであるなら、時折、未来のメンバーがやっきて、おとぎ話をしようとする村人等から遠ざけようとしたりするかもしれない。フェイトならば未来の技術で脳内を弄って「おとぎ話」を観測できないようにらするのかもしれない。この仮説を組み立てる上で参考にした資料
https://note.com/msyaan/n/n2a64f2a3fbc7
その魔法使いにクロノ達が関わるせいで、死ぬような未来になるなら、歴史が大きく変わり、古代の水災害を解決できる者が生まれなくなる可能性もある。
作品名:クロノ・トリガーめも 作家名:ヘケラン西中



