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タカーシャン
タカーシャン
novelistID. 70952
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人が減る組織、息が詰まる組織

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人が減る組織、息が詰まる組織

――高齢化・活動低迷・人材激減の正体

人がいない。
若い人が来ない。
活動が続かない。

そう嘆く組織は多い。
だが本当に起きているのは、
人がいないことではない。
人が残れないことだ。



高齢化が進むと、
組織は慎重になる。
失敗を恐れ、変化を避け、
「前例」が盾になる。

その結果、
役割は固定され、
発言権は年齢に紐づき、
若い人は「お客さん」のまま。

やがて気づく。
ここには、自分の席がないと。



活動低迷は、
情熱の欠如ではない。

皆、真面目だ。
だからこそ疲れている。
会議は多く、決まらず、
責任だけが積み上がる。

頑張っても変わらない。
そう悟った瞬間、
人は声を出さなくなる。

静かさは、
衰退のサインだ。



人材激減の原因は、
世代交代の失敗にある。

年を重ねた人が悪いのではない。
役を降りないことが問題なのだ。

「まだ任せられない」
「育ってから」
そう言っている間に、
育つ人は去っていく。

組織は老いるのではない。
循環を止めているだけだ。



組織改革というと、
募集強化やイベント増加が語られる。

だがそれは延命に過ぎない。
根本は、設計だ。

役割を軽くする。
任期を短くする。
決定権を下ろす。
関わり方を増やす。

「全部やらなくていい」
その一言が、
人を呼び戻す。



高齢者が“問題”になる瞬間がある。

それは、
口を出し、権限を離さず、
失敗を許さない時だ。

一方で、
何も言わず、
責任だけを引き取る人がいると、
組織は一気に若返る。

年齢ではない。
姿勢だ。



組織改革とは、
若者向け施策ではない。

高齢者が
「譲る覚悟」を持てるかどうか。

そこが、
分かれ道になる。



人は、
忙しい組織ではなく、
息ができる組織に残る。

高齢化は終わりではない。
人材激減も終わりではない。

それは、
組織が生まれ変わるための
最後のサインかもしれない。