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唯野眠子
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青の砂時計
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自分でも驚くほど静かな声が口をついた。 それを確かめるように、再び砂時計を逆さにする。 コバルトブルーの砂が、また静かに流れ始めた。 机の時計の針が、逆に回る。 洋子はノートを開き、次のページに記した。
——実験開始、第二回。
作品名:
青の砂時計
作家名:
唯野眠子