不自由がひらく自由
何を教えてくれるのか
それは――
自由とは
外側の条件ではなく
内側の使い方だということ。
思いどおりに動かない日、
言うことを聞かない身体、
痛みや制限が告げてくるのは、
「奪われた自由」ではなく、
まだ見えていなかった自由の入口。
ゆっくりしか歩けない日は、
景色を深く味わう自由がひらく。
力が入らない日は、
助けを借りていいという自由がうまれる。
できないことが増えるほど、
心の中に残る
ほんとうの自由が際立っていく。
不自由は、
自由の“反対語”ではない。
自由の“正体”を示す先生だ。



