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タカーシャン
タカーシャン
novelistID. 70952
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希望のエネルギーに変わる時

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希望のエネルギーに変わる時

変えたい。
変わりたい。
それは、逃げでも弱さでもなく、
たしかに“建設的な思い”だ。

より良くしたいと願うほど、
客観的に見ようとするほど、
心の奥に生まれる熱は、
ときに愚痴へ、文句へと変質してしまう。
透明なエネルギーが、
黒い煙のように濁ってしまう時がある。

――なぜこんなはずじゃなかった、と。

けれど、
そんな自分に気づいた瞬間、
一度、深呼吸してみる。
人を信じるという、小さな勇気を思い出す。
「まず自分が変わるんだ」と、
誰にも聞こえない声で、
そっと心の中で立ち上がる。

その“小さな姿勢”が、
黒いエネルギーを一瞬で変換する。
同じ熱が、今度は希望の光として戻ってくる。

変わるとは、
自分を責めることではない。
誰かに勝つことでもない。
自分が信じたい未来へ、
そっと方向を向け直すことだ。

人を信じる時、
自分もまた信じ始める。
その瞬間、
すべては希望のエネルギーに変わる。