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タカーシャン
タカーシャン
novelistID. 70952
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生きた証は永遠に

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生きた証は永遠に

男性は短命だと言われる。
だが、居酒屋で遅くまで飲み、
休日に昼まで寝ていても、
60代70代と元気に歩き回る人が少なくない。
生命は案外、タフでしぶとい。
だからこそ油断せず、
その“猶予”を大切にしたい。


人生はろうそくではない。
燃え尽き方を選ぶのではなく、
どんな灯りを誰とともに照らしたかが
価値を決める。
太くも細くも、長くも短くも、
その光に自分らしさがあるなら、
それが一番の「価値」なのだ。


命の長さは、
その人の価値を量る物差しではない。
春の桜は一瞬で散る。
けれどその一瞬が、
どれほど多くの人を魅了し、
生きる力を与えているだろう。


惜しまれるのは、
その人が生きた証が
他者の心に深く刻まれているからだ。
未来を共に歩みたいと願わせたからだ。
だから私たちは涙を流しながら、
その人の時間を自分の中で
もう一度、生かし続ける。


人は去っても、
その人が残した温度は
触れた人の心の奥で
消えない火種となる。
言葉、笑い、仕草、
それらは時間を超えて
誰かの日々をそっと照らす。
永遠とは、
形ではなく伝わり続ける力のこと。
作品名:生きた証は永遠に 作家名:タカーシャン