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タカーシャン
タカーシャン
novelistID. 70952
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組織は生き物

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組織は生き物

組織は建物でも書類でもない。
人の思いや汗が重なり合って脈打つ、生き物だ。

その生き物を縛るものは、停滞と放置。
「前例踏襲」「これが決まり」と繰り返すうちに、官僚主義という硬い殻ができる。
殻は守りに見えて、実は息を止める檻だ。
空気が淀むと、不満が芽を出し、分断が静かに広がる。
やがて不信が蔓延し、外からも内からも力を失っていく。

けれど組織は生き物であるがゆえに、変われる。
血を通わせるのは「意見を聞くこと」だ。
耳を澄ませ、異なる声を交わすだけで、固まった細胞が動き出す。
そこから「行動」「変革」「新しい実践」が芽吹く。

小さな行動はやがて信頼に変わり、信頼は人を結ぶキズナとなる。
キズナは人材を育て、人材は未来を育てる。
未来が育てば、和やかな楽の音が組織に満ちる。

和は単なる静けさではない。
挑戦と協働が響き合う、動き続ける平和だ。

組織という生き物は、私たちが息を吹き込むたびに若返る。
停滞を恐れず、放置を断ち切り、耳を澄ませ、動き続ける――
その一歩一歩が、和楽へ、そして平和へとつながっていく。
作品名:組織は生き物 作家名:タカーシャン