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タカーシャン
タカーシャン
novelistID. 70952
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鼓動は時と生の証

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〈鼓動は宇宙のリズム〉

心臓が打つたびに、私は生きていることを思い出す。
その鼓動は小さくても確かで、夜の静けさの中でも、朝の喧騒の中でも、途切れずに響く。

鼓動は私だけのものではない。
波の音、風の揺れ、星の瞬き――すべてがひそかに共鳴する宇宙のリズムと重なる。
私の胸の中の小さな宇宙は、外の宇宙とそっと手をつなぐ。

焦りや不安に心を奪われると、鼓動はただの機械のように思える。
でも、目を閉じて耳を澄ませれば、そこに確かなリズムがある。
それは「今、生きている」という宇宙からのメッセージだ。

鼓動を感じるたび、私は宇宙と一緒に呼吸している。
小さな生命のリズムが、果てしない時空のリズムと重なり合うとき、
心は静かに、深く、宇宙の一部になる。


〈鼓動はシンフォニー〉

私の胸の奥で、静かに、しかし確かに鼓動が響く。
一拍一拍は、単なる生命の合図ではなく、私だけのシンフォニーの一音だ。

朝の光に包まれる瞬間も、夜の静寂に耳を澄ますときも、
鼓動は微細なリズムを奏で、私の体と心をひとつにまとめる。
喜びも悲しみも、不安も希望も、その音の波に溶け込む。

私の鼓動は孤独ではない。
外の風、鳥のさえずり、遠くの雷――
すべてが見えない指揮者のように、私の内なるシンフォニーと呼応する。

一度立ち止まり、胸に手を当ててみる。
鼓動は淡く、力強く、そして優雅に、今日という一日を奏でている。
小さな音の連なりが、私という生命の証であり、宇宙との共鳴でもある。


〈鼓動は時と生の証〉

胸の奥で、静かに響く鼓動。
一拍一拍が、私という生命の存在を確かに示す。

鼓動は時間の刻印でもある。
過去も未来も、今という瞬間の中で生きる私の証。
喜びや悲しみ、安らぎや焦り――すべての感情を乗せて、今日も刻む。

時は止まらない。
しかし、鼓動を感じるたび、私はこの瞬間に生きていることを実感する。
生きているということ――それは奇跡でもあり、尊さでもある。

鼓動は小さくても、確かな存在の証。
時の流れと共鳴しながら、私は今日という一日を紡いでいく。
鼓動がある限り、生命はここにあり、時は私と共に流れる。

作品名:鼓動は時と生の証 作家名:タカーシャン