小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
タカーシャン
タカーシャン
novelistID. 70952
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

いずみたく語を歩く --- 15000のメロディの心

INDEX|1ページ/1ページ|

 
いずみたく語を歩く

 ある日、耳にふっと届いたメロディが、胸の奥に太陽をともした。
 いずみたくの歌を聴くと、まず光がやってくる。
 夜の静けさを照らす星、朝焼けのひかり、季節の移ろいをやさしく包む陽。
 その光はまぶしすぎず、やわらかい。
 まるで誰かの肩にそっと手を置くような、あたたかさがある。

 人の姿も浮かぶ。
 恋する二人がいて、友がいて、ともに歩む仲間がいる。
 孤独な心に、そっと「ともだち」という言葉を差し出す。
 それはラブソングであり、友情の讃歌であり、希望への合図でもある。

 いずみたく語は、季節の匂いを纏っている。
 春は芽吹き、夏は汗ばみ、秋は黄昏、冬は静寂。
 四季を抱きながら、人生を丸ごと歌にする。
 「涙」や「別れ」も確かにある。
 けれどその涙は、必ず夜明けへとつながっていく。
 だから悲しみの奥に、かすかな祈りが潜む。

 その音楽を聴くと、私たちは旅人になる。
 風を背に受け、新しい道を選び、夢という羅針盤を握りしめる。
 足どりは軽やかで、時に迷いながらも、心は前へと向かう。

 いずみたく語――それは「生きることは歌うこと」と教えてくれる言葉たち。
 光と闇、恋と別れ、涙と笑顔。
 どんな一日も、だれかとともにあれば、世界は再びやさしく輝きだす。
 その旋律に耳を澄ませると、私たち自身の中にある希望が、
 静かに、しかし確かに、鳴りはじめる。