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タカーシャ
タカーシャ
novelistID. 70952
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昼寝賛歌 〜太陽とまどろみの国から〜

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昼寝は、人類が生み出した最も平和な発明だ。
戦争も会議も、昼寝タイムに突入すれば即時停戦。
敵も味方も、まずは毛布を取り合う前に眠るだろう。

なぜこんなにも気持ちいいのか?
理由は簡単。
人間の体は昼の13時を過ぎると「やる気のスイッチ」が勝手に休暇を取る。
血圧も体温も少し下がり、脳は「今がチャンス、目を閉じろ」と囁く。
それに逆らうのは、カレーを前にして「お腹いっぱい」と言い張るようなものだ。

しかも昼寝は、夜の睡眠と違って浅くて短い。
だから起きた瞬間から「生まれ変わった私」がそこにいる。
夜の寝起きがゾンビなら、昼寝の寝起きはマリオでいうスター状態。

さらに昼間の光が差し込む中での昼寝には、背徳感がある。
「みんな働いてるのに、私だけ天国へ行ってきます」
そんな小さな罪悪感が、幸福ホルモンをドバドバ分泌させるのだ。

そして昼寝から覚めた瞬間、世界が違って見える。
空気は透明、鳥の声はステレオサウンド、
机の上の書類すら「なんだか愛おしい…」とすら思える(※効果には個人差があります)。

結論。
昼寝は単なる休憩ではない。
それは、脳のリセットボタンであり、心の温泉であり、人生のチートコード。

だから私は声を大にして言いたい。
「昼寝を義務教育に!」