それでも、生きていこう
たとえ、孤独でも
たとえ、病気でも
引きこもっていたとしても
無職だったとしても
誰にも、わかってもらえなくても
――それでも、よかった
あのときがあったから
今、誰かを励ませる
自分のことが
誰かの力になる
そう信じられたら
必ず、意味がある
「苦難をこそ、宝」
苦しかった。
もがいて、泣いて、立ち止まって、
それでも、生き抜いてきた。
そうして、ようやく気づく。
やさしさの正体。
本当の強さ。
人の痛みがわかる心は
苦難をくぐった証。
あの日々が、
心を磨き上げてくれた。
濁りのない、
たったひとつの
ダイヤモンドになった。
だから、今なら言える。
苦難こそが、宝だ。
「スッキリとした明日」
伝えたい。
どうしても、伝えたい。
スッキリとした明日は、必ず来る。
雨は永遠には続かない。
太陽は、毎朝昇る。
だから、笑える日が来るんだ。
ちゃんと、あなたにも。
その日まで――
闇の中で、
自分の手で灯を灯してほしい。
火打石で、何度でも。
パチンと、打って。
また、パチンと。
その小さな火花が、
やがて誰かの目に映り、
心に火をともす。
希望になる。
うねりになる。
世界を、照らす光になる。
――それが、人生だ。
作品名:それでも、生きていこう 作家名:タカーシャ