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タカーシャ
タカーシャ
novelistID. 70952
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一日一日 なぜ 心まで

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一日一日

肉体は 老いていく
髪が白くなり
皮膚はしぼみ
歩みはゆるやかに
坂道のようになる

だけど
どうして
精神まで 老いてしまうのか?



なぜ 心まで

ついていくのだろうか?

いつからか
「もう若くない」と
自分に言い聞かせ
「若い者には敵わない」と
未来から降りてしまう

鏡に映る自分に
「昔はよかった」と
勝手に 引退勧告をしていないか



でも――

心には
皺はできない
心には
白髪もない
心は
走ることも 跳ねることもできる

年齢の数だけ
深く 優しく 面白く
なれるはずの心が

「老い」に
つき従う理由など ほんとうはない



老いとは
「変化」の別の名前
心は
年齢を言い訳に
歩みを止めてはいけない



生きているかぎり
「まだ、なれる」がある



必要なのは
「老いてなお、心は青春」と
笑って言える
ちょっとした覚悟だけ