人生には、三つの学びがある
子どものころは
世界がまっさらだった
空の青も 風のにおいも
すべてが「はじめて」
だから 一つずつ 心に描いた
覚えることが、よろこびだった
働き盛りは
知ったことを ためしてみた
何度も転んで それでも立って
人とぶつかり 自分に向き合い
「どう生きるか」を
手と足で 学びとった
そして老年期
ふと立ち止まり ふりかえる
あの日の涙 あのときの笑い
すべてが ひとつの答えだったと知る
もう、急がなくていい
いま、やっと 本当の学びが始まる
作品名:人生には、三つの学びがある 作家名:タカーシャ