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タカーシャ
タカーシャ
novelistID. 70952
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恋人の名前をつけた傘

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恋人の名前をつけた傘

新しい傘を買った日
ぼくは その柄(え)に
きみの名前を そっと書いた

アユミ
ユウジ
ミカ
トモヤ

まるで きみが
雨の日に 肩を抱いてくれるようで
心まで ぬれずにすんだ

置き忘れそうになっても
「アユミ、ごめん!」と すぐに思い出す

傘に名前をつけるなんて
ちょっと変かもしれない
でも 変じゃなくて、大事なことを思い出す魔法かもしれない



宣言:傘はただの道具ではない

雨の日にだけそばにいて
どしゃぶりにも耐えて
あなたを守ってくれる存在に
なぜ、名前がないのか?

傘に恋人の名前をつけよう
愛着が、忘れ物を防ぐ
思い出が、濡れた日をあたたかくする

恋人のいない人は
「未来の恋人の名前」をつけてもいい
それは夢を持つことだから