ないものって、どこからくるの?
「ないもの」は、はじめから「ない」んじゃない。
人の頭の中に、「もしも こんなのがあったら…」って、
ふしぎなイメージが生まれたとき、そこから「ないもの」は動き出す。
たとえば——
空を飛びたいと思った人が、飛行機をつくった。
遠くの人と話したいと思った人が、電話をつくった。
そして、「おばけがいたらおもしろい!」と思った人が、
絵本やアニメの中に、おばけをつくった。
想像は、創造のはじまり。
「ないもの」は、子どもたちの頭の中にいっぱいある。
それを描いたり、つくったり、しゃべったりすると、
この世界に“なかったもの”が、ほんとうに生まれるんだよ。
作品名:ないものって、どこからくるの? 作家名:タカーシャ