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タカーシャ
タカーシャ
novelistID. 70952
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希望のルーティン

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希望のルーティン

― 明日のわたしと、空白の時間 ―

明日のことは、どのくらい決まっているのだろう。
予定は空っぽだと思っても、実はちゃんと決まっていることがある。
起きる時間、食べる時間、顔を洗う、水を飲む――
何気なく繰り返しているルーティンが、わたしの一日を形づくっている。

けれど、それだけでは物足りない。
わたしが本当に欲しいのは、希望のルーティン。
「今日もいい日にしたい」
そんな願いを込めて、静かに始める朝のストレッチ。
お気に入りの音楽にのせて淹れるコーヒー。
空を見上げて、深呼吸するひととき。

もし、すべてを一から考えて生きていたら、
毎日はもっと疲れてしまうだろう。
だからこそ、決まっていることが、私たちを守ってくれる。
けれど、空白の時間もまた、大切だ。
それは、変わる余地であり、育つ余地であり、
未来と遊ぶ時間でもある。

人生には、ルーティンが必要だ。
でも、希望のルーティンでありたい。
機械のように繰り返すのではなく、
心が「これが私の朝」「これが私の一歩」と言えるものを、
静かに積み重ねていく。

明日もまた、わたしのルーティンで始めよう。
その中に、ほんの少しの希望と、
小さな変化の芽を、忘れずに。
作品名:希望のルーティン 作家名:タカーシャ