家って、なんだろう?
家って、なんだろう。
家族がすむところ?
そう、パパやママ、子どもたち、
犬や猫もいて、たまにムカデも出てきたりする。
ポストに手紙がとどいて、
玄関には住所が書かれてる。
出たり入ったり、
ときどき靴がちらかって、
掃除もしなきゃならない。
朝はトイレがこんで、
だれかがくしゃみをして、
ごはんを作るにおいがして、
「早くして〜!」の声が聞こえてくる。
夜になると しずかになって、
電気がポツンとついていて、
家じゅうが眠る準備をはじめる。
そんな日々のくりかえしの中で、
泣いたり、笑ったり、ケンカしたり、
いつのまにか仲直りしたりして、
気づいたら、ここが「自分の場所」になっていく。
家ってね、心をリセットできる 宝箱 なのかもしれない。
外でがんばって、つかれて帰ってきても、
ほっとできる場所。
なにも話さなくても、いてもいい場所。
それが「家」なんだと思う。
作品名:家って、なんだろう? 作家名:タカーシャ