シュタイシャーくんは今日も元気
(主権者教育 × 主体性のやさしいお話)
シュタイシャーくんは 今日も元気!
朝からピカピカ 自分で起きる
だってぼくは「主体者(しゅたいしゃ)」
自分のことは 自分で決めるんだ!
学校でも 地域でも
町のルールも クラスのきまりも
「みんなが決める」ってことは
「ぼくも、わたしも参加する」ってこと!
『シュタイシャーくんは今日も元気』絵本編
〜じぶんで かんがえるって、たのしいね〜
(表紙)
シュタイシャーくんは 今日も元気!
にこにこ 元気に 朝のあいさつ!
(起きるシーン)
「今日のぼくは どうすごす?」
シュタイシャーくんは 自分で考える。
だって、ぼくは『しゅたいしゃ』だから!
(※小さく注:主体者=自分の考えで動ける人)
(学校へ)
学校でも、つい「まわりにまかせる」こと、あるよね。
でもシュタイシャーくんは、ちがうよ!
「どうすれば みんなが気持ちよくなるかな?」
今日も、自分の声で 話しかけてみる。
(話し合いの場)
クラスで話し合いがはじまった。
いろんな意見があるよね。ときどき、ぶつかっちゃうことも。
でもシュタイシャーくんは言ったよ。
「ちがうって、おもしろいね!」
(地域のまちで)
まちの公園にゴミが落ちていた。
シュタイシャーくんは考えた。
「だれかがやってくれる」じゃなくて、
「ぼくができること、なにかな?」
(おうちで)
夜ごはん、家族で話す。
「今日ね、ぼく、ちゃんと考えて言えたんだ!」
自分のことばで話せると、心がふわっとあったかくなるね。
(未来を見上げる)
空を見上げて思う。
「大人になっても、ちゃんと自分で考えたいな」
えらばない自由より、えらぶ勇気を。
それが、「しゅたいしゃ」ってことなんだ!
(まとめ)
しゅたいしゃになるって、むずかしくないよ。
・じぶんで考える
・みんなと話す
・行動してみる
それが、未来をつくる力になるんだ!
(裏表紙)
「きみも しゅたいしゃ! 未来のヒーローだ!」
明日はきみの番。さあ、どんな一日にする?
国だって 会社だって 学校だって
だれかのせいにしないで
みんなで動かすんだよ
先生まかせ? おとなまかせ?
ちがうちがう!
「わたしはこう思う!」って
シュタイシャーくんは今日も言う
ちがう意見でも にっこり話す
けんかじゃないよ、対話(たいわ)だよ!
未来をつくるのは
えらい人じゃない
シュタイシャーくんのように
自分のあたまで考える人!
きみも今日から「しゅたいしゃ」だ
まずは、
「おはよう」を 自分の声で言ってみよう!
作品名:シュタイシャーくんは今日も元気 作家名:タカーシャ