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幸せの侵略者

春ごろから
我が家は
ウグイスの鳴き声で目を覚ます

日中もときどき訪れては
「ホーホケキョ」と
そっと幸せを置いてゆく

そして夕暮れ
鳴き納めの声が響くころ
今日という一日が
やさしく包まれて終わる

いつの間にか
我が家は
幸せの侵略者に
すっかり占領されていた