高校1年の正男(まさお)は深夜にジョギングをする習慣がありました。ある日いつものように深夜の12時すぎに行き慣れた道や公園をジョギングした帰りに汗だくなってマンションに帰ってきた。正男がエレベーターのボタンを押したとき、二つあるうちの一つの扉が開きました。それは故障中で使えないはずで不審に思った正男でしたが、疲れていたせいもあっておかまいなしに乗り込みました。エレベーターの中は11月にしては真夏のように蒸し暑く、その暑さがいつのまにか異様な熱のような暑さへと変わっていきます。
その瞬間、エレベーターの電気が消えてしまい辺りが真っ暗に。びっくりした正男が非常用ボタンのある場所を手探りで触ろうとした時、自分以外誰もいないはずの後ろから、不気味なうめき声のようなものと沢山の熱い視線の人の気配が・・・。