小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

続・おしゃべりさんのひとり言/やっぱりひとり言が止めらない

INDEX|83ページ/124ページ|

次のページ前のページ
 

話を戻します。
家に着くなり、クタバさんは僕らにまた、小さくカットされたバクラワを用意してくれていました。もう悪夢です。
僕は失礼に思われないように、笑顔でバクラワを頰張りました。嶋君も今回は断らずに、がんばって2~3個食べました。ジョンも苦しそうに食べています。でもサイズが小さく量は大したことないので、なんとか3人はそれを乗り越えましたが、そこにニメル君がカップを持って来てくれました。それがブラックコーヒーであることを願うのですが、もうお解りですよね。
嶋君は一番にそれを口にしました。そしてパニックになっています。それを見てジョンと僕は顔を見合わせ、諦めるしかありません。
そのカップの中に、黒っぽい液体が入っていますが、冷たいんです。
(アイスコーヒーか? 珍しいな)と思い、一口飲むと、僕の脳みそもパニックになりました。
(なんだこのコーヒー)そう思って暫く考えました。そしてようやくそれが何かわかりました。コーラです。舌が甘味に殺され、全く味を感じないコーラでした。
その後、メインの夕食に移った訳ですが、招待客3人はお腹どころか胸までいっぱいの膨満感の中で、ラムステーキを500グラムほどを食べさせられました。
その時はオリーブのピクルスと、ワインも飲ませてもらったのでなんとかなりましたが。
そして、最後にまたバクラワがデザートに用意されていたのですが、それはもうお腹いっぱいという事で、遠慮させてもらうことが出来ました。
アラブのスイーツは、罰ゲームというより拷問です。

因みにテルアビブ市内のスーパーでバクラワを買って、日本の仕事仲間へのお土産にしてやろうと企みましたが、それは甘さ控えめで大人気でした。