あすは我が身
高齢者さまざま その1
高齢者というのは70代も入るらしいが70代は身体が元気な人も多く、自分が高齢者という意識すら無い人が多いようだ。
私が知る限り、ネット関連では60代、リアル関連では70代と80代が多いが、一番頼りになるのは何といっても70代の女性だ。中でも何かあったとき有料で来てくれるヘルパーを生業としている女性で、彼女とは夫が夜中にトイレで倒れた時思いだして電話を掛けたら、よくぞ思い出してくれましたと感謝の言葉さえ吐いたが、それ以来の付き合いだ。
あれから20年経った。
彼女と知り合ったのは、現住居に家族ともども引っ越しをしたときに、隣に住んでおられた中学時代の恩師が熱心にされていた宗教の会に誘われたときであった。早朝供養や定例会がある毎に顔を合わせていた。
今彼女は70代だが、5組ぐらいのクライアントを担当していて定期的に出向いて世話をしている。自分と左程年の差のある人とは思えないほどの馬力があり、立ち寄ったらおしゃべりも長いが、必要とあらば草刈りをしたり、掃除をしてくれたこともある。勿論彼女は仕事として他人の面倒を看ているのだから、お世話になったときは時間割見当のお金を御礼として渡している。