家庭それぞれ
連れ合いで変わる人生 その1
私には生年月日が同じ友達がいます。もう40年この方の付き合いですが、二人共が寡婦として生きる今、お互いが大いなる違いを話し合います。
彼女は高校卒業後六年間大阪の会社でタイピストとして働いていたというのが自慢で何かにつけてそのことが人間として成長した源だと言います。
その後親の言いつけで連れ戻され、地元で公務員の夫と見合い結婚をし、子供二人を授かりました。娘達は順調に成長し性格もよく、帝大級の大学を難なく卒業しました。
私は順風漫歩の彼女の暮しを羨ましく思えて、細かいことを参考にしながらこの数十年を過ごしました。