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真夏の昼下がり



夏の昼下がり 静かだ
朝には鳴いていた鳥たちは
昼寝でもしているのだろうか
人の姿も見えずどこかでセミの鳴く声がする
これが世界核戦争の数年後ではないことを祈る

肥大した経済が消費を求めている
領土という欲望が権力者の頭から離れない
戦争という巨大な消費が手招きをする
宗教が平和を願い祈る一方
宗教が軍隊のために祈ることもある
昔から宗教は時の権力者に弾圧されたり
権力者にすり寄っていったりしている
宗教者も避難民もただただ祈り続ける

核ミサイルの応酬による人類滅亡による結果
私は単なる魂となってこの風景を見ているのか
そんなことは無くしっかりと肉眼で
この風景を見ている
でも もしかして 
可能性はおおいにあるのだ



作品名:イメージ3 作家名:伊達梁川