愛情
その3
先日久しぶりに、ご無沙汰していたともだちに電話した。
午後五時を少し過ぎていたので夕食の準備中かなと思いながら、伝えたいことを話したらすぐ切るつもりで電話したのだが、食事の支度中にも関わらず話したいから話そうと言われて30分ぐらい話した。
彼女は高校のときの勉強のクラス、学年でトップの〇群にいて、三年間一緒に勉強した。私は田舎の中学から入学したが、彼女は町の中学からの入学で親しい連中とグループを組んでいた。彼女がとても可愛らしい人だったので私は憧れのような気持ちを持っていた。
田舎の中学から入学した者は〇群にはいなかったので、私も次第に町の連中と馴染み、三年間の高校生活はとても楽しかった。