帰りの電車で人身事故だった
話は飛ぶが、以前、NHKニュースで「高齢者用刑務所」の様子を見た。
近年日本では、受刑者が高齢化している。
原因は、高齢になってから悪いことをする人が増えたのか、刑務所に入っているうちに高齢化したのかは、はっきりわからない。
いずれにしても、「高齢者用刑務所」が必要になったのだ。
ニュースで紹介された新築の「高齢者用刑務所」は、ワンルームマンションのような感じだった。
入り口は、バリアフリーで段差がなかった。
入所するのは、簡単に塀を乗り越えられるような人ばかりかと思ったが、そうでもないようだ。
居室以外に別室があって、毎日三十分間運動する。生活習慣病の予防もできるようになっている。
「高齢者用刑務所」も、映画の日高刑務所も、どちらも好印象だった。
日本の刑務所は、アメリカなどに比べると、受刑者に辛い思いをさせるより、更生への意欲を高めることに重点が置かれて、住みやすいという。
これで、たまに外出できたり、猫同居可なら、一カ月ぐらい入ってもいいなと思う。
作品名:帰りの電車で人身事故だった 作家名:ヤブ田玄白