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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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「産業医」の研修会に行った

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 それでも、私が勤務医を選んだのは、私の出身校の医者は、開業しても繁盛しないと聞いたからだ。
客商売に向かない人が多い。
私はこう見えても研究者肌だ。
研究者として世に出ようと思って大学に残った。

 しかし、やってみると、客商売に向かないだけでなく研究者にも向かないことがわかった。
もしかすると、医者にも向かないのかもしれないが、人間に向かないと言われた事は一度もないのは誇りに思う。

 勤務医はサラリーマンなので、医者の仕事以外に、職場の人間関係のストレスが貯まりやすい。
そればかりか最近は膝にも水が貯まる。
ストレスと水は貯まるのに、金はちっとも貯まらないのはどういうわけだろうか。