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ヤブ田玄白
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続 金曜の夜、人間は二つに分かれる
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故郷へ帰った (二)
母は耳は遠くなったがしっかりしている。
私の給料日やボーナスの出る日はよく覚えている。
しかし、背中はだいぶ曲がって姿勢はよくなかった。
枝豆やタケノコの煮物が用意されていた。
すこし寒かったので、アツ燗を一本付けてもらった。
同期会に出る前の景気付けでもある。
飲んでるうちに温まってきて、ふるさとが身体にしみて来るのが感じられた。
作品名:
続 金曜の夜、人間は二つに分かれる
作家名:
ヤブ田玄白