カンチューハイを車内で飲む男
医者の世界のことで、一般の人に理解されていないことがある。
それは医者にも、開業医と勤務医の二種類あることだ。
個人営業の社長とそこに勤める社員ぐらい違う。
医者は皆金持ちと思われているが、勤務医は金持ちではない。そこをひとつご理解願いたい。
日本医師会という団体があるが、主に開業医の利益を守る団体だ。
勤務医で参加している医者は少ない。
くどいようだが、医者といっても金持ちとそうでない医者の二種類がある。この点にご注意願いたい。
しかも、患者さんの命が危なくなったとき頼りになるのは、主として大病院で働く勤務医だ。
大雑把に言うと、病状が安定している時は開業医がみているが、危険な兆候があると大病院の勤務医にまわされる事が多い。(もちろん例外もあるが)。
勤務医はワリにあわない。そこを十分ご理解いただきたい。
作品名:カンチューハイを車内で飲む男 作家名:ヤブ田玄白