哀愁の酒場
哀愁を抱きながら
覗いた場末のバーに
暗い顔して入り
ウィスキーのダブルを
立て続けに3杯のむが
この想いは決して消えない
流しのギターが奏でる
惜別のメロディー
戻りたい、思いが募る
だが、それは虚しい夢物語
虚しさを抱きながら
頼んだ酒がグラスに残り
皮肉な薄笑いを浮かべ
隣の女を眺めている
面影にあの日の慚愧が
遺した酒に重ねた未練が
涙を誘うあの日の思いが
二度と決して戻らない
その想いが胸に鋭く刺さる
この痛みは消えないだろう
戻らなぬ日々を
遥かに望めば
目の前に虚しさの
消せぬ焔が燃え盛る
消せぬ焔は燃え盛る
暗い酒場の炎影に揺れる
君の面影
咽び泣くような
娘の嗚咽の響き