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2004年6月・漫画家の横山光輝さんが火災で死亡

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《2004年・6月》
鉄人28号の作者・横山光輝さんが自宅火災で亡くなりました。

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◆6月5日/漫画家・横山光輝
 
1ヶ月ほど前、漫画家の横山光輝さんが自宅の火事で重傷を負い、数日後に亡くなりました。まさかの焼死で、一瞬、胸が詰まったのです。

私が何となく漫画風な絵を描き始めたのは、実は『鉄人28号』を真似してからです。今でも、見なくてもちゃんと描けるし、私がその後にイラストを得意にした原型になったのが鉄人28号なのです。

その漫画本(少年サンデー、だったでしょうか?)に、『サブマリン707』という潜水艦を題材にした漫画も載っていました。それらを楽しみに、毎週買って貰った記憶があります。

当時は、人間のような感情を持ったロボットとして『鉄腕アトム』が人気を誇っていました。それに対して、金田少年の持つ操縦器ひとつで操られる機械型の大型ロボットが鉄人28号です。操縦器が悪人の手に渡れば、悪人の手先にもなったのです。

鉄腕アトムと比べて、何だか単純だったかも知れませんが、私は鉄人28号をひいきにしていました。

私が好んだ横山光輝さんの作品には、鉄人28号以外にも『伊賀の影丸』があり、こちらも楽しんだ思い出があります。その他にも、横山さんには歴史的大作・三国志を少年向けの漫画にすると言うライフワークがあって、単行本で40巻ほどでしょうか。また、日本の武将を取り上げたシリーズも30点ほどありました。

手塚治虫さんに比べて毛色は異なり、やや地味ではありましたが、当時のライバルだったと言えるかも知れません。

急に鉄人28号を見たくなって、佐賀市立図書館に行ってみました。あらゆる書籍が揃っていて、横山さん作品もそれなりに置いてあったのですが、『鉄人28号』がありません!

ムラムラと悔しさが沸いてきて、よし、当時の鉄人28号を探すぞ…と、これから挑戦する対象が出来ました。あの金田正太郎少年が持っていた・単純すぎる操縦器ももう一度見てみたいものです。

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◆6月10日/日本酒は日本の古来酒か?
 
このところの酒消費量で、ビール・発泡酒がジリ貧気味ですが、それよりも相変わらずの日本酒離れが進行中です。10年前と違い、オシャレに変身した焼酎が健闘しているからでしょう。代表的な日本酒メーカーも次々に焼酎を発売している状況です。

焼酎が時流に乗った…と言えばそうでしょうが、特に女性向け・若い人向けのイメージで作られる焼酎ベースの色んなバリエーションの酒作りが成功しているのでしょう。

以前のように、安い・臭いがある・清酒よりランクが下…という立場はもう払拭されました。一時の日本酒の原酒ブームのように、焼酎の銘柄ブームが起こってきている。値段も結構高いのも出てきています。

ところで、温めて飲む酒は世界でも珍しい(ブランデーを手のひら上で揺らすのは、香りを楽しむため)のですが、日本酒は当然お米を原料にしています。…そこで、お米が日本で栽培され始めた時代を考えると、実は名称は「日本酒」ですが、製法は中国・朝鮮からの伝来ではないかと推測されています。

稲作前の縄文時代から、果実などを原料に使った酒(リキュール類)はあったようで、日本書紀に出てくる「ヤマタのおろち」の話の中の樽に入った酒は、日本酒ではなく果実酒だったと言えるのでしょう。

時代的には、その後の応神天皇や仁徳天皇の頃に中国や朝鮮から醸造技術者が日本に来た事が記録に残っているらしいのです。稲の渡来や醸造工の来日を考えると、どうやら日本酒も外来酒を元にして進んできたと言えるのでしょうか。

まあ、しかしそんな事はどうでも良いかな。飲んでうまいなら、それで良しとしましょう。歴史や製法の分析などは専門家に任せておきましょう。

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◆6月21日/今年も、もう夏至です。
 
早いもので今年も夏至がやって来ました。我々にとっては、時間の経過を感じる二十四節気の一つが夏至。あと1週間ほどで、今年も半分が終わるんですね。

40数億年を間違いなく同一運動で生きてきた地球は、誕生以来たまには少し生き方を変えてみたいとは思わないのでしょうかね。

天の摂理で成り立つ「大宇宙」の、ほんの一部の、その又ほんの一部の太陽系の一員として律儀に太陽の周りを廻り続ける地球ですが、その巨大な球体が寸分違わず数十億年も動く事が素晴らしい。もちろん“月”という伴侶も同様です。

木星や土星には10数個の衛星があるし、火星や金星など地球よりも小さい惑星にも2~3個の衛星があります。そしてそれらは質量的にかなり小さい。しかし、地球には、そのサイズに比べていかにも不釣合いに大きい月という衛星があるのです。他の惑星に比べてそのサイズが特別なのは何故でしょうか。

地球と言う惑星に比べてもあまりにも月が重いので、月自体の回転がゆっくりしていて、いつも同じ面を地球に向けているのは周知の事。よくもまあバランスが保たれていると言われていますね。

ついでのことを言えば、あと2倍くらいの質量があれば、月にも空気が存在し得たかも知れない…と、時々思います。太陽との距離など地球と似た環境になり得ない事はないと考えてもおかしくありません。

もちろん、惑星と衛星の関係では成り立ちませんが、隣同士の惑星が同じような双子惑星なら、どんなに面白い事でしょうか。

大気があって、初めて季節を感じる事が出来る訳で、巡るめく季節を近隣の惑星同士で情報交換する…なんて考えただけでも楽しくなりそう。“地球人”に対して“月人”なんてのはどんな姿をしているのでしょうか。

月人からの発信が ―→「こちらも夏至の季節です。」だったりしたら面白いですけどね。