小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

2004年3月・インスタントラーメンにお世話になった頃です。

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
《2004年・3月》
毎月1~2回はインスタントラーメンを食していたようでした。

=================================

◆3月7日/インスタントラーメン

最近、日曜日も会社に顔を出す機会が増えました。バルーンアートが多少忙しくなってきて、午前中で仕事が終わった時など、お昼時に家に帰るのが面倒な時もあるのです。

下の子ども達も親離れしてきている今、彼らとの付き合いも段々と希薄になり、中学校のPTAも今年で卒業でしょう。余計に家に帰る必然性がなくなってきている訳です。

日曜日の昼食にインスタントラーメンが便利なことが分かって、この何ヶ月かは月に1~2回ほど食しています。何せ、我々が中学・高校生の頃から流行り始めたインスタントラーメンには、当時は随分お世話になったような気がします。何しろ簡単な作り方なので、当時は自分で作れたのは画期的でした。

このところ、日本では年間に約45億食が消費されているらしく、日本国民・約1億2千5百万人で割ると、単純に年間で1人当たり約36食を食べている計算になります。

となると、自分は平均の半分以下くらいでしょうか。…なんとまあ、一般国民は結構な消費をしているのですね。

初めてのインスタント「チキンラーメン」は、昭和33年、日清食品が発売した商品。お湯をかけるだけの食品と言うのは、正に発明品でした。その頃から一気に経済発展した日本の一つの象徴のような部分もあったのです。

長嶋が巨人に入団して野球人気を博し、TV普及に大きく貢献した当時の皇太子のご成婚もこの年でした。

ただ、便利さのウラで栄養面を考えれば大きく影を落とすのは間違いありません。自然食品でないのは確かで、子どもの成長期に多くを与えては問題なのは事実でしょう。

経済発展の弊害が多くの公害や環境汚染を生み出したのと同様に、食生活の栄養的貧困さの一因になったのも否定出来ず、日本の子どもの健全生育には良い影響は与えてはいません。

それは、コーラなどの清涼飲料水と相まって、今となっては消費者が選択する必要があります。勿論、カップ麺も同様で、賢い選択をしたいものです。

しかし逆に、世界的には食べるものに事欠いている国々にとっては、何と便利で楽しい食べ物でしょうか。むしろそちらで貢献すれば良さそうです。その存在価値は20年ほど前の日本での立場の再現と言えるでしょう。

まあ、1週間に多くても2~3食くらいまでは大丈夫でしょうが、これが毎日となると、冗談ではなく体調に良くない事を認識すべきで、ましてや成長期の子どもや小さい子ども達にとっては、むしろ体に悪い事を親は充分に意識して食事をさせる義務があると言えるでしょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆3月12日/佐賀城下ひなまつり
 
もうすっかり春気分。啓蟄も過ぎて、早くも目の前には花見の時期が来ています。桃の節句は終わりましたが、佐賀の街には『佐賀城下ひなまつり』見学の観光客が結構な人数です。

先週の土曜日などには、旧市街地の中にある広い駐車場に、大型観光バスが5台ほども停車していました。明らかにひなまつり見物の団体客です。

男にとっては、ひなまつりの人形にはあんまり興味が湧かないと思います。中には男と言えども趣味がある人もいるでしょうが、少なくとも私向きではないですね。

しかし女性には、何だか知らないが人気があります。人形そのものやその衣装・小物などの優美さなどに目が行っているのか、女性は見るところが違うようです。

「佐賀城下ひなまつり」はイベントとしてスタートしてからまだ3年しか経っていませんが、城下町のイメージと合致したのか、早々に有名になりつつあります。

仕掛け人は、数年前まで佐賀市内の広告的ミニコミ誌で頑張っていた女性が、そこを退職した後に提唱し、現市長が乗り気になってバックアップしたとの事です。

佐賀市内の旧家や古い洋館・料亭跡などを利用した会場は、歴史を感じさせてなかなか趣があります。柳川市や日田市でのひなまつりは話には聞いていましたが、実際に佐賀市でやれたことは良かった。低迷する中心街に、一時期とは言え、しばしの賑わいをもたらしているようです。

秋の『バルーンフェスタ』が旧市街地にとっては恩恵がほとんど無い事に対して、春の『ひなまつり』がこのままもっと大掛かりになって定着すれば、市内そのものに人が来る訳で、活性化の面でも大いに期待出来そうです。

佐賀の街に観光客がゾロゾロ歩いているのを見るのは、何だか気持ちのいいものですね。

惜しむらくは、地元の商店街の人たちの対応がいまひとつ……。佐賀県外からのお客さんに対して、もう少し上手に対応出来れば、商店街自体がもっと盛り上がると思いますがねえ。自分達のレベルアップで本当の観光地になれるかどうかを考えてもらいたいものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆3月16日/佐賀大和ロータリークラブ10周年

先週の日曜日(3月14日)に私が所属する佐賀大和ロータリークラブの10周年記念式典を開催しました。

普通の式典であれば、近隣のロータリークラブの会員や、首長などの出席で祝宴を行います。

今回は、それに加えて…ふるさとの歴史と未来を考える…「ふるさと未来会議」と銘打って、町内の2つの中学校からの代表・約50人と前内閣官房副長官の古川貞二郎氏とのディスカッションなど、ユニークなイベントを企画しました。

事前に約300人の中学生から作文を募り、その中から3名に発表してもらい、ディスカッションをスタート。その会場には学校関係者やロータリアンなどはもちろんの事、町長・教育長・一般の方たちにも傍聴してもらいました。

大和町出身で6人の総理大臣に関わった古川氏の基調講演や中学生の子ども達との会話のやり取りを楽しみました。

古川氏が子ども時代に過ごした場所が、参加者に馴染みの場所だけに、ある程度以上の親近感を持って講演を聞かれたと思います。

幼少時の笑えるエピソードなど、政府の中心で活躍した人にも面白い過去があったんだと感じられました。しかし、やはり常人と違うところは、子ども時代の遊びも失敗も農作業の中にも、後々考えれば自分の政策の中に生かされた行動だったと述べられています。

ロータリークラブでは、会員間の活動ばかりでなく、若い世代との交流も大切にしています。大和ロータリークラブで言えば、年に1回は少年野球チームや少年柔道チームなどの地域の子ども達と合同で清掃活動を行った後に、意見交換を兼ねた食事会を演出したりしているのです。

他のクラブも地元高校にインターアクトクラブやローターアクトクラブを設立して、その活動を支援したり、若者達の将来の生き方の賛助になる活動も結構活発に実施しています。

自分の子どもより若い世代の意見は、時として新鮮な発想を感じさせてくれて、勿論、考え方のギャップは仕方がありませんが、そういう活動に参加する子ども達の意見は少なくともミーハーの意見ではないのです。