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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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故郷へ帰った (一)

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また「日曜院長」になった



 先日の日曜日、また、「院長」がまわってきた。今度は日曜の「夜の部」の責任者だ。
この前やったばかりだと思うが、誰かが順番を狂わせているのかもしれない。
私は毎日忙しいのだが、人にはヒマそうに見えるのだろうか。
夕方、家を出るとき、猫と別れるのが名残惜しかった。
猫を連れて行きたかったが、クレーマーに噛み付くおそれがある。残念だが家に置いてきた。

 夕方6時ごろ、私は「検食」をした。
「検食」とは、入院患者さんに出す食事を、医者が食べてチェックする「仕事」である。
私は毎回「検食」しているが、「院長」の重要任務であることを認識しているためだ。しかし、ただで夕食が食べられるのはうれしい。