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ヤブ田玄白
ヤブ田玄白
novelistID. 32390
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故郷へ帰った (一)

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 医者に限らず、世の中で「制服」はとても大切な役割を果たしている。
役所や銀行に行くと、女性の職員は同じ服を着ている。
制服のよいところは、制服を着ていれば、どんな顔の人でも、一応見られるからだ。
私服を着ているよりも、美人に見えるのは不思議だ。知的にも見える。真面目そうにも見える。
白衣も同じで、看護師さんなどはきれいに見える。特に若い看護師さんはそうだ。
白衣を着ても美人に見えない看護師さんは、少し考えたほうがいい。

 医者もおそらくはハンサムに見えるのだろう。
私は私服でも十分通用する男だが、重要な場面では白衣を着用することにしている。
白衣は清潔、誠実、潔白、無欲、純潔などあらゆる清らかな人間性を表現している。私には当てはまることばかりだ。

 しかし、医者によっては、白衣の下にそれとは正反対の性質を隠している場合もある。
白衣に騙されてはならない。
テレビドラマ、映画、あるいは実社会でも、医者の悪徳、強欲、不純、不潔などが明らかにされている。

 患者さんから見ると、白衣は怖いイメージもある。
特に子供は怖がる。子供が一番、真実を知っているのだ。
そのためか、小児科の医者の中には、白衣を着ないで、セーターやシャツなど普段着で誤魔化している人もいる。