金曜の夜、人間は二つに分かれる
金曜の夜、人間は二つに分かれる
以前、『アー、花の金曜日』を書いた。
私にとっては、愛着のある一編である。
思うに任せない、私の日常生活が凝縮された哀しい作品だ。
あれを書いたのは寒い時だったが、今は暑い夏の盛りだ。
それでも、状況が変わらないのはどういうわけなのだろうか。
人間は大きく二つに分かれる。
明日の土曜日、休みの人と、休みでない人の二種類だ。
私は休みでない人である。
ほとんどの人(明日休みの人)が浮かれた感じなのに、私は浮かれていない。
「人間は、浮かれる人と浮かれない人の二つに分かれる。」と言ってもいい。
作品名:金曜の夜、人間は二つに分かれる 作家名:ヤブ田玄白